こんにちは!ハルちゃんです!
※はじめましての方は前回の「和訳・解説コーナーが始まります!」をご覧ください。
今日はゴスペルソングの背骨に当たる部分をざっくりと説明する回です。
この記事がゴスペルを愛するあなたのお役に立てると信じております。
さて、ご承知の通りゴスペルソングは聖書を元に作られています。
「新約聖書なら持ってるよ!」という方は多いのではないでしょうか。
ゴスペルを愛するあまり「聖書を買ってみた!」なんて方もいらっしゃるかもしれません。
しかしいざ開いてみると、、。
突如として始まるたくさんのカタカナ。
全然知らない人の名前が知ってる前提で出てくる理不尽。
新約旧約が一緒になっている聖書の押し花ができそうな厚み。
溜め息と共に閉じられた経験がおありのあなた。ご安心ください。
超超超まとめました!!
早速行ってみましょう!ゴリゴリ!ゴリセツ!
聖書にはストーリーがある
聖書は「キリスト教の教理が書いてある本」と認識されていることが多いです。
もちろんそういうことも書いてあるのですが、実は聖書は「世界のはじめから世界の終わりまでが書いてある本」です。
ですから創世記から黙示録まで、読み進めていくとどんどんストーリーが展開していきます。
聖書はゴスペルソングを紐解くキーブックです。
次でまとめています。
聖書のあらすじ
『世界のはじめ』
この世界は偶然の産物ではなく、創造主なる神様によって全て造られました。
海とその中に住む生き物、陸と木や草、そこに住む生き物を造られ、最後に人間を特別な存在として造られました。
神様と人間は相思相愛でしたが、ある日人間は悪魔にそそのかされ神様を裏切ってしまいます。
神様を裏切ったことにより神様と人間の繋がりは切れてしまいました。
そして人間は創造主なる神様のことがわからなくなり、肉体的にも朽ちていき、最後は死んでしまうようになりました。
この人間の名前はアダム。
アダムは全人類の祖先であるため、アダム以降の全人類はアダムの「神様を裏切ってしまう性質」を遺伝によって受け継いでいます。
これを「原罪(げんざい)」と言います。
悪魔によって罪の支配下へと移されてしまった人類を神様のもとへ取り戻すべく、
神による壮大な人類救済計画がスタートします。
『救い主の到来』
元々借金のある人に他人の借金の肩代わりはできないように、罪のある人間には罪を解決することができません。
そこで神様は「しかるべき時に罪からの救い主を人類に送る」と約束されました。
救い主が来たことがわかるように、救い主に関してたくさんの情報が前もって教えられました。そして「時」は来て、神自らが人間として天から地上に来られました。
ゴスペルの主人公「ジーザス」です。
約束の救い主である証拠としてジーザスに関して前もって教えられていた情報通りのことが起こりました。
そして度々「時が来たら、わたしは全人類の罪の裁きを肩代わりするために十字架にかけられ死ななければならない。しかし3日目によみがえる。」と伝えていました。
ジーザスは、直接的には嫉妬に燃えたユダヤ人指導者たちによってローマの極刑である十字架にかけられますが、それは世界の初めからの神様の計画でした。
ジーザスは十字架にかかり、死んで、墓に葬られました。そして罪に勝った証拠として三日目によみがえりました。
『恵みの時代』
よみがえられたジーザスは、「時が来たら迎えに来るから、それまで全世界の人にわたしの福音を伝えなさい。」 と命じ、天に帰って行きました。
その少し後、離れていてもジーザスのことがわかるように、「聖霊(せいれい)」を信じる全ての人に与えられました。
今、ジーザスは天で「時」が来るまで創造主なる神様のそばで人間と神様を執りなす仕事をしています。
『世界の終わり』
「時」が来て、まずジーザスを信じている人たちが一斉に天に挙げられ、その後7年間の人類史上最も苦しい期間がはじまります。
その7年の最後にジーザスは、ジーザスを信じている人たちと一緒に天から下って来られ、地上の悪を一掃します。
そして1000年間地上でジーザスが治める王国が実現します。
その間悪魔は人間に関与できないように幽閉されていますが1000年の最後にまたしても神に反逆し、ついに完全に滅ぼされます。
その後人類が誕生してから生まれた全ての人間に審判の時が来ます。
全ての人はその行いに応じて裁かれますが、生前ジーザスを信じ心に受け入れた人はこの審判から免除されます。
新しい創造があり、世界のはじめからスタートした神による人類救済計画が完成します。
おしまい。
まとめ
【どんな人でも、ジーザスを約束の救い主として信じ、心に受け入れたなら、世界のはじめに切れてしまった創造主なる神様との関係がジーザスによって再構築され、悪魔による罪と死の支配下から神のもとへと瞬時に移される。「最後の審判」からも免除される。そして永遠に神と共に生きる命と体が与えられる。】
これが私たちが歌っている「福音(ゴスペル)」の中身です。
どこにスポットライトを当てるかによって強調点は変わってきますが、
「ゴスペル」と名前がついている音楽なら必ずこの世界観の中にあるはずです。
ゴスペルソングとはその名の通り、全ての人に「福音」というグッドニュースを伝えるための音楽なのですから。
と言ったところで。以上、「ゴスペルの背骨について」でした!
他にもノアの方舟とか、出エジプトとか、もう色々書きたいことはいっぱいありましたが、あくまでも「あらすじ」ですので、この度は歯を食いしばってぶっ飛ばしています。
最後まで読んでくださったあなた。ありがとうございます!!
次回もどうぞよろしくお願いいたします!
私たちが生きている今、この時が『恵みの時代』です。
それではまた次回!レッツ!ゴリセツ!
こちらは聖書を主観的に要約したものです。
このあらすじによって、少しでも聖書にご興味を持っていただけたのならこの上もない幸いでございます。